2023.02.13 06:59日記再開について(2月13日)3年前から毎週土曜日に配信しているツイキャス「すなひでラジオ」で、たまに昔ホームページに掲載していた日記を読むのだが、それを読んでいて、忘れていること、読んですら思い出せないこともあるなぁ、と思い、記録する大事さを痛感。もちろん、忘れて去っていくことをよしとする考え方もあるが、残していきたいという思いが今はあり。それは、いつまで自分が生きてるだろう?という思いを一層強くするようになったのと、もともと忘れっぽかったのが、年を重ねるについてさらに忘れやすくなっていることもり。2010年からTwitterで日々の出来事を書くようになり、それで、日記的な文章を書かなくなった(2001年からホームページと呼ばれるスタイルで書いていたが、2009年7月からブログに...
2023.02.11 07:58「性的指向」とは拙著『カミングアウト』(朝日新聞出版)に掲載の、性的指向についての文化人類学者として考えたことです。カミングアウトをテーマにした本ですが、1章「出会う〜性を考えるための基礎知識」では、性自認・性的指向などについての考え方を整理をしています。どれが「正しい」「間違っている」ではなく、性に関する考え方の変化の中でとらえた記述になっています。
2023.02.07 08:18宜野湾市「男女平等及び多様性尊重条例案」の否決(一社)部落解放・人権研究所[編]2022『私の沖縄問題』解放出版社; pp.161-167(初出=2020.11『月刊 ヒューマンライツ』No.392; pp.58-61に加筆)pdfはこちらからダウンロードできます。
2023.01.25 13:50多様なセクシュアリティとPrEPと『わたしとPrEP』(発行:カラフル@はーと)に寄稿した文章。noteにも掲載したけれど、ブラウザーからだと見づらいので、こちらに転載。最近は、noteを使うことが多かったけど、こちらも稼働させていこうかな、と(使い分けを悩むところだけれど…)ちなみに、PrEPの使用に関しては、こちらに利用者ガイドがあります。『日本におけるHIV感染予防のための曝露前予防(PrEP)-利用者ガイドー【第1版】』
2021.06.02 03:51[記事紹介]中国のトランスジェンダー有名人、Jin XingがDiorの新しい顔に(元記事:動画あり=中国語)Jin Xing, China’s Most Famous Transgender Public Figure, Becomes the New Face of Dior中国で最も知られているトランスジェンダーの有名人である、Jin Xingさんが、女性用フレグランスの代表格ともいえる「Dior J'adore(ディオール ジャドール)」の新しいキャンペーンビデオに、華麗に登場した。彼女は、卓越したダンサーであり振付師でもある。1999年に中国初の独立したダンスカンパニーJin Xing Dance Theatreを設立、上海を拠点に活動している。また、テレビ番組の司会者としても知られ、最近では上海で上演された中国の古典的な...
2021.04.27 16:29[記事紹介]「あの日、手をつなげなかったこと」を思索する〜性的マイノリティの言挙げ〜沖縄在住のフリーライターの山城紀子さんが、『季刊 セクシュアリティ』NO.066 APRIL 2014に書かれた文章。私が沖縄んでいたとき(2011.4.-2016.3)に、私の活動のことをよく書き記してくださった。この文章もその一つ。ジュンク堂那覇店でおこなったトークの話と、私がオープンリーゲイとして活動していることについての私の母へインタビューした話が書かれている。この記事を読んで、母が私のことについてそんなふうに思っていたのだと初めて知り、読みながら号泣したことを思い出す。ちなみに…山城さんは、1974年に沖縄タイムス入社し、学芸部、社会部の記者を経て、学芸部長、編集委員、論説委員を歴任した後、2004年に退社。医療、介護、ジェンダーのテーマを主...
2021.04.26 05:54(再録)レズビアンであることを「引き受ける」 沖縄のLGBT活動の中で砂川秀樹 2018 「レズビアンであることを『引き受ける』」『現代思想 特集エスノグラフィー』(Vol.45-20);pp.168-179.沖縄で初めて、実名と顔を出してレズビアンであることを公にした宮城由香さんについて書いたものです。
2021.04.24 05:14[記事紹介]イングランドで行われた大規模なPrEPトライアルの登録データ:少ない若年層の参加今回の記事は、「NAM」というHIV/AIDSに関する情報サイトに掲載された「England's big PrEP implementation trial releases its enrolment data: young people under-represented」です。PrEPとは、性交渉の前後に継続して抗HIV薬(ツルバダかデシコビ)を服用することで、HIV感染リスクを大幅に下げる方法です。なお、PrEPについては、「PrEP@TOKYO」に詳しい情報があります。------------------------------今週開催された英国HIV協会と英国セクシュアルヘルスとHIV協会の合同会議で、イングランドでのHIV曝露前予防(Pr...
2021.04.03 09:09[記事紹介]「歴史からトランスジェンダーの物語を消すのはやめよう」Noteとの使い分けを悩んで、ほったらしてしまっているブログ。ここでは、気になった記事や本の紹介をしていこうかな(と言いつつ、またしばらく放置しそうだけど)。今回は、元記事は、「Sapience」という名前の「人類学マガジン」に掲載された、「Stop Erasing Transgender Stories From History」の紹介。著者は、Gabby Omoni Hrtemann。Federal University of Minas Geraisで、人類学と考古学専攻の博士課程の学生。*自動翻訳DeepL用いつつ、英語と照らし合わせて訳し直しをしていますが、チェック甘くて言葉使いが変ところもあるかもしれません。「歴史からトランスジェンダーの物...
2021.01.29 14:48『カミングアウト』より2018年に出版した拙著『カミングアウト』(朝日新聞出版)には、いろいろな人のカミングアウトに関するエピソードを掲載しているけれど、その中の一つを紹介。新宿二丁目にあるゲイバー『九州男』のマスターのかつきさんの彼氏がお母さんにカミングアウトし、そのあとかつきさんがお母さんと話したときの様子。YouTube「カミングアウトハグ」で語られている話を、本人にあらためてうかがい表現を調整して文章にしました。
2021.01.22 09:17新宿二丁目祭りの始まり、振り返り座談会(抜粋)だんだんと新宿二丁目祭りが始まった時の熱気も忘れられつつあるなぁ、ということで『パレード 東京レズビアン&ゲイパレード2000の記録』(監修・編集 砂川秀樹、2001年、ポット出版)の座談会(参加者:故・川口昭美さん、故・春日亮二さん、伏見憲明さん、野宮亜紀さん、砂川秀樹、ポット出版 沢辺均さん )の一部抜粋。
2021.01.18 13:35CoCoLo Cafeと「2丁目」新宿二丁目(以下「2丁目」)北側のゲイバーが多く集まっている地域のほぼ中央にあるカフェレストラン「CoCoLo Cafe」、多くの人に親しまれながらも、新型コロナの拡大の影響も受け、今月(2021年1月)いっぱいで閉店することになったという知らせが。このカフェレストランが2丁目にできたことの意味について、拙著『新宿二丁目の文化人類学』(2015年、太郎次郎社エディタス)に書き記してあったので、その部分をブログにも(先日、ツイキャス 「すなひでラジオ」ではこの部分の朗読もしました。ちなみに、文中の川口とは川口昭美さん(2002年逝去)のこと(論文などでは、通常人名には敬称をつけないので、その点ご理解を)。こうして書籍(元は博士論文)に書き残しておいてよか...